京都で亡き人を送る夏

京都という街に住んでいると、亡き人の存在や「死」を感じる機会が多い。
花房観音 2026.08.08
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 酷暑の夏、訃報ばかりを耳にする。

 会ったことのない人も、直接の知人も、一度会たっきりの人も。

 近年は病と死の報が増えた。

 私自身も4年前に心臓がほとんど動かなくなり「死」を見たのだから、全く他人事ではないどころか、当事者だ。

 そういう年齢になったんだなとは思う。

 生理が無くなりかけ、生殖できない身体になり、あとは死を待つばかりだとも。

 自分が「死」を意識せざるをえなくなったのもあるけれど、亡くなった人を迎え、送る行事が続く夏の京都という街に住んでいるせいか、不思議な体験も増えた。

 死んだらそれまで、すべて終わり、幽霊なんていない……と信じて生きてはきたけれど。

 もしかしたら、そうじゃないかもしれないとは、最近思う。

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